
本当に上手になるには、10年以上の積み重ねが要る
私は10年ほど前から、多くのことをスポーツに置き換えて考えています。何か一つのことを本当に上手になるには、10年以上続けないと難しい。テニスでもピアノでもサッカーでも、幼い頃から練習を重ねてきた人には追いつけません。研究も同じで、一つの分野を長年研究してきた人には本当に敵いません。積み重ねは大切です。
過去ではなく、今も成長し続けているか
一方で、全国大会に出るほど上手だった学生が、高校卒業と同時にやめてしまうことがあります。また、超難関大学を卒業した人の中には、学生時代の成功経験や学歴をずっと引きずっている人もいます。そうした経験や努力そのものは大切です。ただ、より大切なのは、過去にどれだけ囚われているかではなく、今も成長し続けているかどうかだと考えています。
勝てなくなったテニスと、下手でも楽しいダンス
私自身、テニスでは昔なら勝てた相手に勝てなくなり、強く悔しさを感じています。年齢とともに体力も反応速度も落ちることは理解していても、負けるとやはり面白くありません。
一方、7月に始めたダンスは、周りについていけないほど下手です。それでも、先週できなかった動きが今週は少しできるようになる。音楽に合わせて体が動くようになる。その小さな変化に気づくことが、大きな喜びになっています。
違いは、比較の相手でした。テニスでは相手や過去の自分と比べ、勝ち負けで自分を測っていました。ダンスでは誰とも比べず、少しでも上達していればそれ自体が嬉しい。テニスでは、私も昔の栄光を引きずっていたのだと思います。
研究でも、AIの活用で成長を実感する
研究の世界には、自分より若い人も含めて、本当に優秀な研究者がたくさんいます。比較を始めればキリがありません。しかし最近、AIを使いながら研究を進めることで、これまで分からなかったことが分かるようになったり、新しい発見や気づきにつながったりしています。世界のトップ研究者には及ばなくても、自分自身の成長を感じられる。その実感が、研究の大きな楽しさになっています。
一流にならなくても、上達は楽しめる
若い頃から努力して一流を目指すことは、本当に素晴らしいことです。そのうえで、一流にならなくても上達すること自体を楽しめる、という価値も大切にしたいと考えています。何歳になっても、新しいことを始めれば最初は初心者です。できなかったことができるようになる喜びを何度も味わい、その成功体験を積み重ねていくことが、人生を豊かにしていくのではないでしょうか。
大きな成果でなくても構いません。昨日の自分より、ほんの少しだけ前に進むこと。その楽しみを大切にしていきたいと思います。
La quaLabについて
La quaLabでは、大学で培った研究の知識や経験を活かして、企業の技術開発や品質向上をサポートしています。新しい技術への挑戦も、日々の小さな改善も、積み重ねることが大切です。技術的なお困り事がありましたら、本サイトのお問い合わせからお気軽にご相談ください。
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